活動報告
豊前小倉織研究会は、①小倉織の調査と研究 ②小倉織の制作 ③小倉織を広く伝える、の3つを柱にして活動しています。
小倉織飾り、加冠の儀の記念品に
2020.02.19
小倉城庭園で2月23日に行われる「加冠の儀」の参加者に、小倉織飾りヘアゴムが記念品として贈られる事になりご注文を承りました。いつもはクリアな袋に入れて販売していますが、今回は贈答用の箱に入れています☆ 草木染めした手紡ぎ糸の色合いと手織りならではのあたたかさ、手触りの良さは小さな商品になっても変わりません。加冠の儀に参加される皆様の思い出と共にお使いいただければ嬉しいです!箱のイラスト、ヘアゴムをしている女の子は武士子(ぶしこ)ちゃんといいます。小倉織の袴をはいています(^^♪ ご自分用に、ちょっとした贈り物にいかがですか。
小倉織かざりヘアゴムは、大 1,100円、小880円。小倉織飾りブローチ 1,100円もございます。(全て税込価格)(T子)
✳︎ 加冠の儀とは、古来から行われていた成人式の事です。本来男子の成人を祝う式ですが、小倉城庭園では3月3日の雛の節句にあわせて、新成人の女性に体験していただくそうです。
そして、もう一度糸紡ぎに挑戦! 2月19日(火)
2020.02.19
この授業は子供たちの熱意から生まれました。綿の種を撒いて育て、わたの収穫をした子供たち。綿の実から種を外して、ハンドカーダーで綺麗に繊維を揃えて、じんき(綿の筒)を作って、1月29日と30日に工房に来て糸紡ぎに挑戦しました。はじめての糸車での糸紡ぎは簡単ではありませんでしたが、自分たちが育てた綿が糸になり、よこ糸として織り込まれて、布になるところまで体験して帰りました。でも、それで終わらなかったのです。子供たちが最初に作ってきたじんきはふわふわで大きかったのですが、もっとしっかり巻いて小さ目にした方が紡ぎ易いと子供たちは考えました。学校にあるスピンドルで紡ぐ練習もしました。学校から、「子供たちが是非もう一度糸車で紡ぎたいと言っている」と連絡を受けたので、その熱意にお答えして、2月19日を‘紡ぎの日’にしました。工房に現れた子供たちは前回よりずいぶんと紡ぎのリズムがよくなっていました。何より糸の扱い方が変わっていました。この後、学校で糸を染め、布を織るという行程に進むそうです。この日は、とてもたくさんの質問も出てきました。自分たちが体験したことから生まれた疑問や知りたいことを熱心に尋ねてくれました。これからの取り組みがとても楽しみです。この日、感想文と絵入りのお手紙を頂き、嬉しかったです。(kei)