活動報告
豊前小倉織研究会は、①小倉織の調査と研究 ②小倉織の制作 ③小倉織を広く伝える、の3つを柱にして活動しています。
第一回北九州市立市丸小学校総合学習「小倉織」
2022.10.14
10月14日(金)
北九州市小倉南区にある、市丸小学校5年生の総合学習の時間に、ゲストティーチャーとして参加してきました。
5年生は春から、郷土の文化である小倉織について学んでいます。綿を自分たちで栽培し、織ってコースターを作る事が目標です。秋になり綿もたくさん収穫できました。 でも、コースターになるまでには、いくつか工程を重ねないといけません。まずは綿の繊維と種を分けますが、これは前もって子ども達が終わらせていました。自作の綿繰り機(種と繊維を分ける道具)も開発されていて感心しました。ついに1番難関な糸づくりに入ります。ここからは研究会指導のもと、繊維をほぐす”綿うち”を、ハンドカーダーという道具でおこないます。ほぐれたら、きりたんぽのような形の”じんき”を作り、糸車を使ってじんきにヨリをかけて引き出し糸にしていきます。綿うち→じんき→糸紡ぎに子ども達も挑戦しました。
お手本をしっかり観察、やってみる、質問する、またやってみる。仲間と相談して良い方法を探る。やってみる。その積み重ねで工夫が生まれ、どんどん糸が紡がれていました。強弱のある個性豊かな糸ができましたが、子ども達の夢中が伝わる素敵な糸になりました。素晴らしいです。さらに先生方も子ども達に負けないくらい、綿を楽しく学ばれている姿にも心打たれました。
良い授業に参加させていただけて、ありがとうございました。(わた子)