一枝キッズタイムスリップ講座

2023.09.30

9月30日(土)、一枝市民センターにて「一枝キッズタイムスリップ講座〜温故知新〜小倉織体験」が開催され、小学生19名、大人1名の合計20名が参加されました。参加されたみなさんは、これまで戸畑祇園や浴衣のことなど、日本の歴史や文化について学ばれてきたそうで、今回の小倉織体験は、第4回目の講座だったそうです。小倉織の歴史や特徴についてのお話の時には、みなさん真剣に話を聞き、積極的に発言している姿が印象的でした。その後、ミニ小倉でストラップを作成しました。織り終わった後、「楽しかった。もっと織りたかった。」と言っていた子もおり、楽しんでもらえた様子が伝わってきました。織り終わった人から糸紡ぎや綿繰りなどの体験を行い、最後に、本日は初めての試みで、小倉織で作った袴を子ども達に試着してもらいました。二枚しかなかったのですが、たくさんの子どもたちが「私も着たい」と言って、講座の終了後も列を作って順番に袴を試着していました。実際の物に触れたり、体験したりすることで、さらに小倉織への興味や関心が深まってくれると嬉しいなと感じた一幕でした。

旧百三十銀行ギャラリー 「小倉織でストラップつくり」

2023.09.16

小倉織を学び伝統の技法で織ってみよう 令和5年9月10日(日) 13:30〜15:30 旧百三十銀行ギャラリーにて、ワークショップ開催。 昨年の秋に引き続き、このギャラリーでの小倉織りのストラップ作りは2回目となりますが、募集人員20名が、即埋まってしまう程の人気に、嬉しい限りです。 小倉織の歴史、特徴そして、綿の種まきから小倉織の布が織り上がるまでの過程を、参加者の皆様に学んで頂きました。 そして、最後に草木染した木綿糸と”ミニ小倉”を使って、真田紐14cmを各自織って頂き、ミニストラップを作りました。完成した自分が織った真田紐のストラップを手にして、笑顔が会場に溢れていました。 余った時間を利用して、綿繰機(種と綿に分ける)、弓打ち(綿をきめ細やかにする)、糸車(綿から糸を紡ぐ)等、日常生活では、見かけない道具の体験もして頂きました。 男性も交えた20名の参加者の方々と学びと体験の楽しい2時間をご一緒させていただきました。

松ヶ枝北小学校授業 「小倉織を学ぼう」

2023.09.13

9月13日(水)松ヶ枝北小学校の6年生11名を対象に「小倉織を学ぼう」の授業を行いました。
最初に、日本で昔から使用されてきた繊維と布について知ってもらい、班ごとに麻・絹・ウール・木綿の原材料と布の実物を触って、どれが何の素材なのか考えてもらいました。手触りを比べたり、繭をカラカラ振ったりして、どの班も全員で活発に意見を出し合って答えを見つけました。
次は、小倉織に使われている和綿をワタから糸に紡ぐまでの工程を体験しました。綿繰り機で綿の実を種とワタに分離させ、そのワタを弓で打ってふわふわにして筒状に丸めて綿筒(じんき)を作り、じんきを糸車で糸に紡いでいく・・・。やはり一番大変だったのは糸紡ぎで、にこにこ綿繰り機を回していた皆さんも、糸車の前では真剣な表情になっていました。

体験の後は、小倉織の歴史について学びました。6年生はちょうど江戸時代の歴史を勉強したばかりで、小倉織の歴史の話の中に徳川家康や千利休などの人物が出てくると「知ってる!」という声がたくさん上がりました。
それから、小倉織にはどんな特徴があるか、実際に小倉織と日本手ぬぐいの織り目などの違いをルーペで覗いて考えました。熱心にルーペを覗き込んで観察し、それぞれが発見したことを積極的に発表してくれました。
授業の終わりにも、「小倉織のことをぜんぜん知らなかったけれど、小倉織が丈夫で強いことがわかった。」「北九州で昔から小倉織が作られていて良かった。誇りに思える。」「自分で綿を種から育てたい。」などの嬉しい意見を発表してくれました。また、「小倉織で作ったらいいと思うものは?」という質問に、「月に1度は靴下が破れるので丈夫な小倉織の靴下がほしい。」「明日草抜きがあるので丈夫な手袋がほしい。」などの楽しいアイデアをたくさん聞かせてくれました。6年生の皆さんの素直で元気な明るさに、先生方も、私たちも全員笑顔でとても楽しい授業となりました。ありがとうございます。(こめ)

文化庁伝統文化親子教室事業を開催

2023.09.08

猛暑の中、7月26日、8月2日、16日の3回にわたり、「小倉織にちょうせんしよう!」が、小倉城庭園で開催されました。午前の部と午後の部の各2時間ずつ、小学1年生から6年生までが保護者の方とともに参加して下さいました。1回目、前半は小倉織の歴史を勉強しました。次に、綿繰機を使って綿と種子を分け、弓で打ってフワフワに。とても楽しったとの感想が多数ありました。糸紡ぎでは綿を引く速さと糸車を回すタイミングがとても難しかったようですが、やりがいがあったようです。最後に機織りに挑戦し、布が織り上がっていく仕組みを理解するという初めての体験に、時間がゆるす限り熱心に取り組みました。2回目の前半は綿以外の素材やそれで作られた布について学びました。後半は18本の糸を使い、真田紐のデザインです。グラデーションを使うのか、好きな色を組み合わせるのか、個性あふれる組み合わせのデザインをして、自分の紐に名前を付けました。3回目は前回準備した真田紐の織りです。ちょっと間違えてやり直したり、丁寧に端を揃えたりしながら素敵な真田紐が織り上がりました。それをストラップに加工して発表会です。皆、しっかりと自分の感想を語ってくれました。台風で3回目の講座を一週間順延しましたが、無事終了することができました。参加した子供達は学年差はあったものの、それぞれが充分に楽しみ、夏休みの思い出の一頁に加えてくれたようです。保護者の方も楽しかった、次は私も参加したい、と言う感想を書いてくださった方がたくさんおられ、小倉織りに興味を持って頂くことができて私達伝承会にとっても、充実した時間になりました。(豊前小倉織伝承会)
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