小倉城庭園での小倉織活動
2022.12.16
現在小倉城庭園では、「小倉織~その技と美~」が開催されています。
私たち伝承会も復元した布やミニ袴を展示させていただいています。
また、会場には機も設置しており、活動日には復元の様子を見ることができます。
会場では体験の場を設けており、機でコースター(1500円)、「ミニ小倉」という腰機で真田紐(1000円)を1時間くらいで仕上げることができます。織り上がったコースターと、真田紐を付けたキーホルダーはお持ち帰り頂けます。来場を心よりお待ちしています。
「旧百三十銀行」ワークショップ-小倉織のストラップづくり-
2022.09.16
9月11日(日)、八幡東区にある北九州市指定有形文化財建造物の「旧百三十銀行ギャラリー」で、ワークショッブを開催しました。辰野金吾氏の設計によるイギリス風の赤レンガの建物に集まっていただいた20名の方々と「小倉織」に触れたり、ミニ小倉によるストラップづくりをしました。若松区や八幡西区、小倉南区など遠くから参加していただいた方もいました。材料の綿花に触れたり、綿繰りして種を取ったり、弓を使って繊維をほぐしたり、糸車で糸を紡いだり・・・
皆さん、目を輝かせて取り組んでいました。
ミニ小倉でストラップを織り上げると自分の作品に満足げな笑顔いっぱいでした。
「小倉織入門教室」8月20日(土)いのちのたび博物館
2022.08.22
8月20日(土)いのちのたび博物館で「小倉織入門教室」か開催されました。
今回は、講義よりも体験中心の教室でした。
綿繰り、糸紡ぎ、機織りの体験グループとミニ小倉を使ってのストラップ作りのグループに分かれて行いました。小倉織の素材である綿を手にして種を取り出す、道具を使って簡単に種取りをする、両方を体験することができました。
糸紡ぎは、糸車を回すタイミングと左手で糸を引き出していくタイミングがなかなか合わずに首をひねる姿も見られました。
高機を使っての機織りでは、四肢を使って一生懸命取り組んでいました。自分が織った部分を見て納得したような表情も見られました。
自分の好きなデザインを選んでのストラップ作りでは、楽しそうに織り進めていく姿が見られました。完成した作品を手にして笑顔いっぱいで、お手伝いした私たちにもうれしさが伝わってきました。
「中島トレジャース」小倉織り体験
2022.08.13
8月6日(土)小倉北区中島市民センターで小学生を対象に「伝統文化にチャレンジしよう」ということでストラップ作りをしました。
まず、小倉織の歴史や素材である綿のことや製作過程について学習しました。種のついた綿を手にして、種を取り出したり綿を撚って糸にしてみたり、目を輝かせて取り組んでいました。
その後、ミニ小倉でのストラップ作りでも集中して黙々と織っていきました。
綿繰り体験では、種取りが簡単にできる道具にビックリ。糸紡ぎ体験では、右手と左手の調子が合わず、糸にする難しさに首をひねる姿も見られました。
最後に完成したストラップを手に満足げな笑顔でした。
NPO法人 抱撲 ワークショップ
2022.07.12
プランターで綿を育てている「抱撲」、3回目となるワークショップを開催しました。
まず、「小倉織」の歴史について簡単にふれたあと、実際に綿から糸になる過程を体験しました。
最初に綿から種を取り出す「綿繰り」、次に弓で綿の繊維をほぐし、最後に糸車を使っての糸紡ぎでした。
糸紡ぎは、なかなか大変でした。
そのあと自分の好きなデザインを選んでストラップ作りをしました。皆さん、暑い中、黙々と織り進めていました。
豊前小倉織研究会工房展 2022
2022.05.09
6日(金)から開催された工房展も本日9日(月)無事に終了するかことができました。4日間、天候にも恵まれ、たくさんの方々に伝承会の取り組みを見ていただくことができました。「袴のことがよくわかった」「昔の縞が、素敵だった」などの感想をいただきました。また、キーホルダーやコースターの織りを体験した方々は、「楽しかった」「また、やりたい」などの声が聞かれました。今回初めて復元した布地でポシェット、額、ポケットティシュ入れ、アームバンド、アームカバーを作ってみました。昔から伝わる縞を身近に置いて使っていただきたいと思います。
豊前小倉織研究会工房展 2022 始まる
2022.05.06
本日6日(金)より、9日(月)まで小倉北区中津口で工房展が開催されています。私たち伝承会も博物館に残る史料の復元など日々の活動を紹介したり、展示販売をしたりしています。「ミニ小倉」という腰機を使って織る真田紐のキーホルダーや、高機でコースターを織るワークショップも行っています。皆さんのご参加をお待ちしています。
小倉織プログラム その2
2022.01.31
1月31日(月)、前回と同様に北九州市立生涯学習総合センターで、NPO法人抱樸の方々と「小倉織」について学び、体験する会が開催されました。
コロナ感染拡大防止のため、密を避けて実施しました。前回同様「小倉織」の歴史や特徴について学び、次に綿繰り・糸紡ぎ、そして真田紐を織りストラップを作りました。皆さん、意欲的に取り組んで、出来上がったストラップを手に思わず笑顔が溢れました。
小倉織プログラム
2021.12.22
12月16日(木)北九州市立生涯学習総合センターでNPO法人抱樸の方々と「小倉織」について学び、体験する会が開催されました。実際に茶綿を育てている方々ですが、そのあとその綿がどうなるのかと興味津々でした。
先ず「小倉織」の歴史や特徴についての話、次に綿打ちや糸紡ぎを体験しました。
最後には、小さな織機「ミニ小倉」を使って真田紐を織り、ストラップを作りました。自分の好きなデザインを選び、一段一段緯糸を入れて打ち込み、仕上げていきました。
綿から糸になるところが特に興味深かったようです。
「小倉織の歴史が分かった」「織っていくのが楽しかった」などの感想をいただきました。
東谷郷土資料館の袴地3点の復元
2021.10.18
平尾台の麓、小倉南区木下に、この地区で使われてきた農機具、家具調度などを集めて展示している東谷郷土資料館があります。この資料館に小倉織の布があるというお話を博物館の学芸員さんからお聞きして一緒に尋ねてみると、明治・大正期に織られた「自家製布地」と書かれたベニヤ板に25点ほどの小さな布片が貼りつけられたものが、壁に掛かっていました。また、織機、紡ぎ車、筬、糸などの機織りの道具も大切に保存されていました。
板に貼ってある布の中に「はかま生地」と書かれた3枚の布片がありました。3㎝×6㎝ほどのごく小さな布片ですが、この地区の方たちが織った自家用の小倉織の袴地です。この3枚の小さな布の糸の本数や糸の色を調べて、伝承会で復元しました。この袴地の濃い藍色のところには手紡ぎ糸が使われていました。初めて手紡ぎ糸を経糸に使い密度の高い小倉織を織るのはかなり苦労が要りましたが、伝承会で織りあげ、それを袴に仕立てて、リニューアルオープンする東谷の資料館に展示することになりました。(kei)**********************************************************************************
*伝承会メンバーよりの報告*この1年、小倉南区の東谷郷土資料館の袴地の復元に取り組んでいました。やっと織り終わった布地が袴になりました。
今回は、自分達で紡いだ糸を藍染めして、織っていきました。まさに昔ながらの手作りにこだわった復元作業になりました。(K.D)